さてさて未だ裏の坂戸山登山をしないまま6月に突入してしまう、っと焦りの日々、今朝遂に実行。
山に最も近い宿、しかもその名も坂戸城、沢山の登山のお客様にご宿泊頂きながら、宿主が登っていないなんて失礼な話しはないっと、年に一度我が身に課した任務であります。
年々体力の衰えに不安を抱えながら、朝4時半スタート。
自宅真裏の登り口です。
結構急な坂、既に呼吸が荒くなり、何とか最初の鳥居まで。
今年は時間より寧ろ、城の痕跡を目に納めようとの都合良い理由を見つけ、昨年のペースは既に放棄。
一本杉への分岐点到着。
そして、その後はひたすら続く歩幅の合わぬ階段を黙々と。
少しペースもつかめ息遣いも幾分楽になった所で下界を一望したり、花を愛でる余裕も。
そして、尚も続く階段。
平地でも足が上がらづ躓いてばかりの最近の私には、苛酷な仕打ちが何時までも終わりそうになく、登って来たことを半分後悔し始めた頃、実城、山頂→の立札。
振り返れば幾分空も近くに感じ、再び奮起。
遂に鎖場、もう後一息、頑張れ自分!っと励まし一挙にゴール!
約50分の道のりでした。
権現堂、大城、小城方面を画像に納め、お仕事時間が気になり、僅か3分の山頂滞在で、登りの薬師尾根コースではなく城坂コースより下山開始。
思った以上にガクガクの足、転げ落ちぬよう慎重に慎重に。
廣瀬曲、主水郭、水場跡等の立札を横目で見ながら、先ずは桃の木平まで。
ここはご存知一番最後の時期のカタクリ群生地。
白い花を付けたスモモの木の下は、一面紫のジュータンとなります。
今日の所はそっと目を閉じて想像してみて下さいな。
鬱蒼と草木の生い茂ったなだらかな道をだらだらと、漸く一本杉到着。
杉木立を少し進めばもう上杉景勝、直江兼続生誕碑が。
道々の石垣、御館、家臣屋敷跡、を見ながら漸く我が家への小道へ。
早くお風呂入って支度して、何食わぬ顔で宿へ戻ろう。
決して口が裂けても三度も転んだなんて、事悟られぬように。
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