編みかけの毛糸、懐かしい布切れ。

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「暮らしの手帖」の中の「すてきなあなたに」というエッセイ集を読んでいました。

中学生高校生の頃、大好きだった雑誌です。

そこに「あやとり」のタイトル文章で、筆者がたまたま目にした子供達のあやとりに、昔を思い出して赤い毛糸を見つけひとりあやとりをやってみたら、ちゃんと指が覚えていた、とのくだりに、妙に反応しまい、確か未だあったはずの毛糸を探しチャレンジ。

しかもそれは夜中。

まあまあ覚えていたようないないような、それより何より、何を編もうとしていたかも定かでない、編みかけの毛糸と、不器用ながらも子供らの為に、ミシンを踏んで手作りしていた布切れの数々が出て来て、懐かしいことこの上ない、深夜のひと時に、睡眠時間は大幅に激減してしまった今日でございます。

何でも手作りの母親の元、母親とはこうあるべきと、何かと頑張って手作りにチャレンジしていた、若い頃の健気で不器用な自分を思い出し、我が身が愛おしい夜でした。

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