昨日の白根へは、上越線、信越線の各駅列車を乗り継いで、片道約2時間の旅でした。
久しぶりの列車の時間も日頃の疲れか、眠気と格闘の行き、帰りかと思いきや、上越線の車中で素敵なショートストーリーの映画を見る事となりました。
やや早めに列車に乗り込み、ユックリ眠ろうと四人掛けのボックス席ではなく、入口近くの二人席に荷物を置き、ゆっくり睡眠態勢に入ろうとした所、座っていた正面の席の恐らく小学校高学年の女の子がスックと立ち、何?っと一瞬戸惑った愚かな私。
そこには盲導犬と視覚障害者の方、そして駅員さん。
優しい笑顔で自然に席を立った女の子、ピアノの教則本を沢山抱え、恐らく疲れたレッスンの帰り道と思われました。
罰の悪い私は荷物を膝に抱え、彼女に隣の席を進めましたが、やはり同じ笑顔で首を横に振るばかり。
そして主人の足元でゆっくり目を閉じ、寝そべる盲導犬をじっと見つめる女の子、その理由は….
それから盲導犬とその全盲の方の目的地の約40分間の3人の映画の様な、しかし現実の心の交流と、穏やかな会話にすっかり虜になりました。
盲導犬の賢さ、日頃の訓練、更に指圧熟練者の女の子へのアドバイス等など、3人の会話の中には全く部外者の私ながら、しっかり参加気分で頷いてばかり。
思いがけず、こんな素敵な自然な心の交流の場に遭遇出来て幸せでした。
僅か2時間の各駅列車の旅、計画しても絶対得られない、貴重な瞬間に出会えて幸せです。
傍観者で恥ずかしいけど、女の子、盲導犬、そしてご主人、素敵な会話、ありがとうございます。
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